人生におけるトレードオフの法則(無限の可能性と現実世界)   Feb 2008
先日、高校時代の同級生と一緒に食事をしたときに、彼の子供の話になった。
彼は、こう言った。
「子供の可能性をつぶすことはしたくない」
僕は、彼の考えが素晴らしいなと思った。子供には無限の可能性があって、何でもできるし何にでもなれるのだから。

ただし、その上でひとつだけ注意しておかなければならないことがある。それは、現実世界にはトレードオフという残酷な事実が存在しているということだ。トレードオフとは、一方を選択すれば、他方を犠牲にせざるを得ないという関係のことで、たとえば、今日は家でゆっくりすることを選択すれば、同じ日に海外旅行するという選択肢を犠牲にすることになり、同時に両方ともを達成することができない関係のことだ。このことは、人の人生において大きな意味を持ってくる。

そのことを、人生におけるトレードオフの法則として短くまとめることができる。それは、こうだ。
人生におけるトレードオフの法則:
    人は望めば、何でも達成できるかもしれないが、そのすべてを達成する時間はない
もし、あなたがフェラーリなどの高級車を乗り回したいと望めば、おそらく突然この世を去るなどのことがないかぎり、意欲さえあれば、達成できるだろう(頑張ってお金を稼げばいい)。自分の会社をもっともっと大きくしたいと望むのであれば、おそらくそれは達成できるだろう。

しかし、あなたの希望が多くなればなるほど、その希望を達成できる可能性は低くなってしまう。なぜなら、何かを達成するためには、リソース(資源)が必要だからである。それは、資本やモノ、人、そして時間(つまりは、あなた自身の人生)などである。

ちなみに、僕がよく直面するトレードオフは、こうだ。「やりたいことはたくさんあるが、それをすべてやる時間はない。」すべてをやっていたら、人生が終わってしまうからだ。だからこそ、必然的に「自分にとって幸せでベストな選択肢」を選ぶべきだということになる。このことは人生における、ある重要な事実を示唆している。それは、あなたの人生にとって最も貴重なリソースが、時間であるということだ。

人生の選択をする機会は、一度しか買えない回数券のようなものだ。回数券の枚数は限られていて、一度使ってしまえばなくなってしまい、二度と手に入れることはできない。人によって、回数券の枚数は違うが、限られていることに変わりはない。そして、回数券の枚数は、ぼやぼやしているとすぐに少なくなってしまうし、いきなりなくなってしまうこともある。それは、あなたの人生が、いつ終わるかわからないからだ。明日、事故に遭ったり、心筋梗塞で亡くなったりすることもある(僕の父は突然、心筋梗塞で死んだ。)。iPodで有名なアップルのスティーブ・ジョブズは、膵臓ガンで医師に死の宣告を受けた(幸い、珍しい手術できるタイプだったらしく、生き延びることができた)。

ビル・ゲイツは、かつてこう言った。
「あなたが取り扱わなければならないカギとなるリソースは時間である。つまり、どのように時間を使うのか、だ。」

たくさん人がいるなかで、偶然出会った大切な人だからこそ、僕はあなたに、今年、そして今後何をすべきか、しっかりと考えてほしいと思った。 あなたは、とても優秀だろうから、何をしても達成できるだろう。

だが、気をつけてほしい。
何をしても達成できるだろうが、あなたの望むすべてをすることはできないということを。

だからこそ、考えてほしい。
あなたの人生にとって、それが本当に価値のあることなのかどうかを。
サイトマップ: 特別レポート 商品:
 • トップページ
 • プロフィール
 • ブログ(1,000冊読書)
 • English
 • リンク集
 • お問い合わせ
 • 特別レポート
 • 無料メールマガジン
 • エッセイ
 • 「おっとり系」公式サイト
 • セミナー収録CD・DVD
 • 講演・セミナー・集中講座
 • コンサルティング
 • ベンチャー参画(参画・戦略策定)